ガス会社向けのWEBシステム構築事例（株式会社 明治産業様）
業務コストの大幅な削減が可能に！
福岡市でLPガスのナンバーワンシェアを持つ明治産業様から、「お客様がガス利用状況をWEB上で閲覧できるシステムを構築したい」とご依頼があり、構築・導入した“検針データWEB照会システム”。
システム導入によってどのような効果をもたらしたのか福岡営業所の福島孝樹に話を聞きました。
利用状況の確認や、ガス料金の支払をWEBで！
これまで明治産業様ではガス利用状況のお知らせや、料金などの請求書をお客様へ封書で発送していました。また、ガス料金の支払い手続きは申込用紙で受付をしていましたので、社内作業と書類の量は増えていく一方でした。その負担を軽減するために、お客様ご自身でインターネットから利用状況の確認、支払い手続きが行えるように、WEBシステムを構築することにしました。
福岡営業所の福島孝樹
コンビニやクレジット決済とWEBシステムを連動
お客様がWEB上でガス料金の支払い手続きを行えるように、コンビニ決済やクレジット決済などの外部サービスと連動させました。外部サービスとの通信にはPOSTメソッド（※1）を使用するのですが、Magicは多様な内部関数が用意されており柔軟に対応することが出来ました。
※1：POSTメソッドとは、HTTP通信でクライアント（Webブラウザなど）からWebサーバへ送るリクエストの種類のひとつ。
接続する端末はなんでもOK！
WEBシステムなのでインターネットさえできればどんな端末でも利用可能です。パソコン側の設定などは必要ありません。お客様側のセキュリティ対策としてWEBシステムではIDとパスワードを付与しています。パソコンやスマホなどのPC系ブラウザとは別に携帯電話(ガラケー)などの携帯系ブラウザにも対応しています。トップページを表示するときに端末情報を読み取り、表示する画面を切り替えています。
基幹システムとの連携
明治産業様の基幹システムはMagicで構築されています。この基幹システムから顧客情報やガス利用データを取得するのですが、WEBシステム側もMagicを使っているのでデータ連携が容易でした。通常、双方の開発言語が違う場合はデータのレイアウト定義を調べてコーディングしないといけないので工数が掛かりますが、Magic同士であればデータ定義を入出力できるので短期間で基幹側のデータを取得することが出来ます。Magicは開発工数の削減などメリットが大きいツールだと思います。
新しいWEBシステムの構築
“検針データWEB照会システム”の導入後に新たに「自社のガス保安員が保安点検内容を手書きからタブレットで入力をできるようにしたい」との要望がありました。WEBシステムを社内業務に利用できるように拡張しました。“検針データWEB照会システム”をベースに開発を行ったので、２ヶ月という短期間で“保安点検WEB入力システム”を導入することができました。明治産業様の中で資産を横展開できたことは、納期はもちろん、開発コスト的にもメリットがあったと思います。
結果
“保安点検WEB入力システム”の導入により、現場作業員がタブレット端末を利用して点検項目を直接基幹システムに入力できるので、事務員が点検用紙を見ながら入力する作業が不要となりました。“検針データWEB照会システム” では支払い手続きがお客様で行えるので、社内業務が軽減され、業務の効率化を合わせると大幅なコストカットが実現しました。また、ペーパーレス化により書類などの収納スペースが不要になり、オフィスがスッキリしたという嬉しい言葉を頂いています。
担当者の想い
完成したシステムは、現場の方が大変喜ばれていると聞きました。このようなお客様の声が、この仕事をやっていて最大の喜びです。現在、スマートフォンやタブレット端末をビジネスに活用するシーンが益々増えています。今後もお客様のご要望に応えるシステム開発を続けていきます！
株式会社 明治産業 様