売上や在庫を一元管理。
店舗ごとの売上予測までを行うパソコンレジシステム

左右サイズの違う靴を購入することができ、履き心地の良さに定評がある靴専門店のティエム・クルー様。元々は卸業を柱とされていましたが、2014年にパセーラや東京のデパートなど新たに直営店を展開。新店舗出店に伴う業務拡大のため、売上や在庫を一元管理できるパソコンレジシステムの導入を検討されました。2ヶ月という短期間の開発の中で最大限の効果が出るようどのような取り組みを行ってきたのか、弊社福山営業所システム部の岡野昌子に話を聞きました。

導入の背景

多機能な在庫管理を実現したシステムでロス率や売上も向上！

ティエム・クルー様が卸業を主にされていたときは、弊社の「繊姫」という販売・在庫管理システムを使っていただいていました。このたび新店舗を出店されることになり、一足ずつの販売や顧客管理が必要になりました。また店舗からの毎日の売上報告をエクセルに記入していたためミスが発生しやすくなっており、売上の自動集計とデータの共有化も急務でした。そこで、ティエム・クルー様からのリクエストに応じて「繊姫」をカスタマイズし、売上予測までを行うオリジナルのパソコンレジシステムを開発しました。

チェックポイント！

色やサイズなど片足ずつバーコードで管理

ティエム・クルー様の商品の一番の特徴は、左右の靴のサイズが違うものも販売されていることです。片足ずつ管理ができるよう、商品情報をバーコードタグに入れ込みました。お客様が左右サイズ違いで購入されたときに、片足分に割引率を入れるともう片足分にも割引率が適応されるなど、ティエム・クルー様の商品ならではの細かな計算もプログラムに入れ込みました。

売上画面は、スタッフの方が入力を簡単に行える操作性と入力した内容を一目で確認できるように画面デザインを工夫しました。バーコード管理にしたことで、レジ対応の打ち間違いがなくなり、お客様をお待たせすることがなくなったという声をいただいております。

売上メールの自動化で
スタッフの業務負担が軽減

売上予測で適切な在庫コントロールを実現

各店舗の在庫が一目で分かるので、適切な在庫コントロールが可能になりました。「どのお店の、何が売れたか」までをスピーディーに把握することで、在庫がなくてお客様をお待たせすることがなくなりました。また先週までの売上から、今後の売上予測まで算出できるのがこのプログラムの見せ所です。靴は季節や店舗ごとに人気の商品が変わります。先週売れていたから、今週も売れるかというと、そんな単純なものではありません。予測数をどう算出すれば良いかと、担当者様と何度も入念に打ち合わせを重ねていきました。サイズによって商品の販売率を変えるなど、細かいところまで作り込みました。

ポイント管理やDM発送などの顧客管理でリピート客をアップ

新しい商品が出来上がったときやセールの時期などに、お客様にDMを発送できるように、ラベル印刷ができるようにしました。購入日や新規顧客、購入して頂いたブランドなど幅広い条件でお客様を抽出できるのが特徴です。もちろんお客様情報のセキュリティもパスワード設定していますので万全です。

お客様
の声

導入検討時から何度も打ち合わせを重ねて、いろいろな仮説を実践しながら検討していただきました。10日ごとの打ち合わせ時には前回出した課題を検証。私たちのやりたいことをできるだけ取り入れてもらったと思っています。一番こだわったのが売上画面。レジを打つときにどうやったら作業をしやすいのかを考慮しました。シンプルで分かりやすいものにしたかったため何度もシミュレーションをして作ってもらいました。導入後も気になるところがあると即対応していただけるのも安心です。